慶応義塾大学 医学部

慶應義塾大学医学部慶應義塾大学医学部は、受験者のレベル・問題の難易度、いずれも私立医学部の最高峰です。英語は和訳、和文英訳、内容説明、自由英作文など、記述解答形式が多い為、記述対策が必須です。数学は難問が多い。出題傾向が毎年同じなので過去問対策が有効です。理科は普通の対策では全く歯が立ちません。東大レベルの問題で高得点が取れるくらいの実力が必要です。

医 学 部 :http://www.med.keio.ac.jp/
入試案内:http://www.admissions.keio.ac.jp/
総    合  :http://www.keio.ac.jp/
信濃町キャンパス〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
日吉キャンパス〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
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東京都新宿区信濃町35

募集定員見出し(大)

一般入試 推薦 センター入試利用
57名 東京都地域枠10名 新潟県地域枠2名 55名(一般独自併用含む)
入試科目
一次試験 科目 試験時間 配点   二次試験

科目

試験時間 配点
外国語(英語) 90分 150点   小論文 50分  
数学 100分 150点   面接 10分×2回  
理科(2科目) 120分 200点        
※理科は<物理Ⅰ・Ⅱ><化学Ⅰ・Ⅱ><生物Ⅰ・Ⅱ>から2つ選択
 
一次試験 
英語
英作文・読解・和訳に重点が置かれている。2011年度、2012年度に大きな形式変更があった。2012年度入試では、大問[1]が語順整序問題となり、長文読解は2011年度の3題から2題と減少。問題は、内容説明、下線部和訳、英文の質問に英文に答える形式。文章の長さは、2011年度では3ページ以上ありましたが、2012年度は2ページ強となった。ただし、長文の中身は相当深い内容で、使用される単語数も多く、難易度はかなり高い。大問数は、4題。出題形式は、記述、マーク式。穴埋式では、綴りを完成させるもの・並べ替え・単語を入れるものなど、種類が豊富。豊富な語彙力と磐石な文法知識がないと、和訳も英訳も解けません。特に和訳では、下線部だけを見て訳そうとしても、訳せないものが大半です。和文英訳も相当レベルが高く、日本文からすぐ英文に訳すのは難しい。語彙の水準も相当高く、英訳の中でわからない単語が出てきても前後の文脈から意味を推測できる実力が必要。数学
二次関数、指数・対数、ベクトル等は、最近出題されていない。1題目は比較的平易な小問。後半2題が微分・積分や二次曲線、証明問題などの総合問題で、難易度が高い。確率漸化式の問題は頻出。大問数は4題。2012年度は全て穴埋め問題となった。問題量が多く、過去問を使って、時間配分に慣れておく必要がある。1題目は平易な問題なので、確実に得点することが必要。毎年出題傾向が同じなので、何度も過去問を解き直し、解き方に慣れておくことが大切。
後半2題は、以前に比べ易しくなっているが、それでも難易度は高い。数ⅢCは最難関国立レベルの力が必須。
化学
生物化学の題材に関する出題が最近続いている。難易度は高く、幅広い分野から出題がされる。2012年度はかなりやさしくなったが、今後難易度がどう変化するかは予断を許さない。大問数は3題。出題形式は記述穴埋め式に。大半の問題は標準的レベルだが、問題数・問題量はやや多い。基礎固めをしっかり行い、速く正確に解答できる力を養い、得点の取りこぼしがないように対策する。合格するには、基礎・標準問題に対応するだけでなく、国公立の難関レベルの問題も解けるようにしておく。
生物
実験考察を答えさせる実験問題が多い。文章量が多く、初見の問題も多いことが特徴。大問数は3題。10問の小問が出題されることもある。問題形式は、記述と穴埋め。文章量が多いので、丁寧に読み解き、じっくり時間をかけて内容を理解する必要がある。試験時間内に解くには、問題文を速く正確に読み取れる力が必須。過去問等で充分な対策をしておくことが重要。読解力と専門知識があれば、速く正確に問題が解けるようになる。
物理
1問目は小問。2問目以降は力学・波動・電磁気・原子から出題。小問は比較的解きやすい問題が多いが、特別な知識が必要な問題もある。波動は標準的な問題。例年、原子(特に放射線)が出題されている。大問数は3題。力学では、計算にかなり時間がかかる。問題量は多めで、2012年度は記述式と穴埋め式の併用。問題量に対し、試験時間が短い。計算問題で時間短縮を狙う必要がある。あまり基本的な問題は出ない。
二次試験小論文 300字 2題(2012年度、2011年度)時間:50
出題形式が、変わることもあり、内容はかなり特殊。ただし、出題の狙いはほぼ一貫しており、「医師としての志望動機の強さや将来に対する展望」、「医師として求められる倫理観」、「医師としてのコミュニケーション力」など、医師になることを具体的にどのように考えているかを問われることが多い。

(2012年度)

2000人の患者さんにインターネットで調査したところ、7割の患者さんが医者に嘘をついたことがあることがわかりました。あなたは医者で、患者が嘘をついていることがわかりました。 率直にどのように感じるかAに書いてください。(300字)
 また、患者さんの立場に立って、どうして嘘をつくのか、Bに書いてください。(300字)

(2008年度)「落ち込んでいる親友との対話」
(2007年度)「収賄と公明正大な生き方」
(2006年度)「最近の子どもたち」

面接個人×2回(各10分)
面接官を変えて、2回の面接。同じ部屋で、複数組を同時に実施。1回目と2回目で、聞かれる内容はほとんど同じ。1回目と2回目の返答に齟齬がないように。また、医師になることをどれだけ現実的に考えられているかが重要なポイント。

なぜ慶応を受けたか
医師志望理由
将来どんな医師になりたいか
医師の利点
理Ⅲと慶應の両方に受かったらどちらに行くか

 

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