日本大学 医学部
試験の難易度は、全科目ともに易しい。そのため、ミスが大きな痛手となる。英語は長文問題において医学関連の内容から出題。比較的長い自由英作文も出題される。数学は出題分野が年度ごとに多岐に渡るので、苦手単元を残さないようにする。理科は、化学、物理は典型的な問題が多いが、生物は見慣れない問題が多い。
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一般入試 | 推薦 |
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102名 | 18名 |
一次試験 科目 | 試験時間 | 配点 | 二次試験 科目 | 試験時間 | 配点 | |
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外国語(英語) | 75分 | 100点 | 小論文 | 60分 | ||
数学 | 75分 | 100点 | 面接(個人) | 10分×2回 | ||
理科(2科目) | 120分 | 200点 | 適性検査 | 80分 |
※理科は<物理Ⅰ・Ⅱ><化学Ⅰ・Ⅱ><生物Ⅰ・Ⅱ>から2つ選択
問題は、短文完成、誤文訂正、熟語問題、会話文、長文読解、自由英作文等、多岐に渡る。2010年度以降の長文読解は、他大学の入試問題とあまり変わらない内容となり、比較的解きやすい問題となった。総合的にバランスの良い英語力が問われる問題。大問6~8題。出題形式は記述式とマーク式。問題量は一見多く見えますが、試験時間内に解ける問題。長文は、医学に関連した内容が出題されることがあるので、医学関係の英文に慣れておく必要がある。
幅広い単元からの出題。これまで出題されていないような単元でも、今後出題される可能性は充分にあるので、全範囲に渡る準備が必要。大問数は4題。出題形式は、記述と穴埋め式。問題量が多いので、試験時間内に全てを解き切るのは、難しい。
理論、無機、有機の全範囲から標準問題が出題される。化学Ⅱ分野からの出題が増えている。大問数は4題程度。出題形式はマーク式。
試験時間内にで解くために、充分な演習をしておく必要がある。合格点はかなり高く、ケアレスミスは致命的。センター試験や過去問を活用して、マーク式の解答に慣れておくとよい。速く、正確に計算できる能力が必須。
様々な分野から出題され、同化・異化、免疫、進化の分野が頻出。入試問題としては珍しい分野からの出題が多い。生物に関する幅広い知識と正確な理解を問う良問が多い。大問数は5題。問題形式は、マーク式。生物に関する基本的な内容を暗記していれば解ける問題が大半。
出題量は大問5題。2~3題から成る小問集合が1題、力学、電磁気、熱力学、波動から各1題が出題されている。原子から出題されていない。2010年度から全問題がマーク式になったので、全体の難易度は、下がった。
心理テスト。クレペリン検査と、短文作成の問題を合わせて80分で解答。
短文作成は、指定された5つ程度の単語を用いて文章を作るという課題。
クレペリン検査はいくつか事前に解いてみて、形式に慣れておく程度の準備でいい。
試験時間60分
800字以内の記述。
<出題内容>
「プライオリティーリスト」を作らずとも、「今、一番やりたいこと」ができるのはなぜか?課題文の筆者の見解を説明しなさい。また、筆者の見解に対して、賛成、または反対の立場から、あなたの見解を述べなさい。(2012年度)
「コミュニケーションの日本語」(森山卓郎著 岩波ジュニア新書、2004年12月21日発行岩波書店抜粋)を読み「遠慮と配慮」にはどのような違いがあるとあなたは考えますか、筆者の主張を踏まえつつ、その違いを説明しなさい。また意見の異なる相手と話し合う際にあなたはどのような工夫をしますか。この2点について741字以上800字以内で論述しなさい。(2011年度)
「以心伝心の高度なコミュニケーション」のメリット、デメリットを挙げて、医師と患者のコミュニケーションについてあなたの考えを論述せよ。(2010年度)
個人面接 10分×2回
適性検査後、2回連続で個人面接が行われる。2回目の面接は1回目より詳しく話を聞かれる。1回目の面接終了後、面接官がかわって2回目の面接を実施。
面接官2名、受験者1名という形式。
1回目の面接は、オーソドックスな質問。
2回目の面接では、医療に関する質問と、行動特性を問う質問がされる。
<1回目>
医学部/医師志望理由
家族について
今までに感動したこと
高校生活、成績、クラブ活動
チーム医療の良い点、悪い点
暗記は好きか嫌いか
など
<2回目>
臓器移植について
本学志望理由
医療問題を挙げ、それに対する解決策
少子化の原因
など