理科の偏差値を20上げたい

理科の偏差値を20上げることは、決して不可能ではありません。しかし、塾に行って、ほかの子と同じ勉強をしているだけでは成績は変わらないでしょう。
成績を伸ばしたければ、以下のことを必ず守ってください。

1.「原理」をまず理解させる

理科は「原理」を理解し、筋道を立てて考えて、解答するものです。
いくら思考力があっても、原理の理解があいまいなままだと正解できません。
「陸よりも海のほうが温度が下がりにくいので、夜は海の方が温度が高くなり、温度が高いと膨張して空気が軽くなるので、海の空気が上昇するために、夜には陸から海側に風が吹く」といったように、原理を論理的につなげる作業が必要です。

2.原理を徹底的に暗記する。

勉強で何より大切なのは、復習です。理科の場合、復習しないとせっかく塾で理解したことをすぐに忘れてしまいます。

お子さんが理解していない原理は、何が何でも理解させしましょう。原理がよく理解できていなければ、親御さんがわかりやく説明してあげることです。
理解できれば、暗記は簡単になります。
そして、暗記すべきことを何度も反復して覚えることです。どの項目が重要かも親御さんが指示すれば、お子さんの負担は減ります。

反復練習

3.適量の問題数をこなす

理科はどこまで覚えれば良いのか判断が難しい科目だと思われるため、とりあえず問題量を増やそうとする場合が多いです。
確かに問題を数多くこなすことは有意義なことです。
ただし、問題を作業的にこなしていても、知識や理解は残らないことが多いです。

お子さんが自分の言葉で原理を説明できるようになることが重要です。問題を正解していても、理解があいまいだと、本番でぼろが出ます。
受験の出題者は正確な知識と理解を求めて問題を作成するので、こなした問題量がいかに多くても、自分勝手な考え方で通してしまう生徒はいとも簡単に引っかかってしまいます。
こなす問題量は適度にし、正確な知識と理解を身につけてください。

ひらめき

4.間違った原因をはっきりさせる

理科の間違いの原因は、原理を誤解しているか、暗記不足がほとんどです。
誰でも、1度は必ず失敗をします。
なぜ間違えたのかを、自分の言葉で説明させてみてください。間違えた原因がはっきりします。

5.不得意単元をつぶす

受験は合格最低点をとるかどうかを競うものです。
得意な単元で点を稼げばいいと思っている方が少なからずいます。
満点をとる必要はないで、「取れるところを確実に」という考えは一見正しいように思えます。しかし理科に関しては、単元自体が算数や社会ほど多くないので、この考えは危険です。

理科のテストの目的は、受験生がどのくらい正確な知識と理解を身につけているかをみることです。
そして、学習内容がそれほど多くない以上、捨てる単元はつくれません。広く浅くまんべんなく勉強するのが理科なのです。

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