ご家庭でできる工夫

毎日、知識を覚え、復習を計画的にやるのは当然として、他に何かできないものでしょうか?以下の習慣をつけると、お子さんの社会の成績は上がります。

1.日常生活で知識を増やす

テレビのニュース番組などを見ていて、「中学受験に出そうな」内容があったとします。

そんなときは、親御さんが丁寧に説明する習慣をつけましょう。
たとえば、「地球温暖化」などの難しい言葉がニュースで述べられることがあります。
「化石燃料を使うことと森林伐採によって二酸化炭素が増え、その温室効果のため、地球温暖化が進んでいる」などと説明してあげましょう。

お子さんが自分で、論理的な言葉で説明できればしめたものです。
記述問題はそのまま解けてしまうでしょう。
この訓練は有効な社会対策になります。

日常生活のあちこちに社会の成績を上げる素材が転がっているのです。
子供新聞は特に有効ですし、白地図をプレゼントしてあげるのもいいでしょう。
勉強だと思わず、日常から社会の訓練をしたいものです。

ご家庭でできる工夫

2.親子でクイズを出し合う

中学校受験の社会は、高校受験の社会とほぼ同じです。
お父さんやお母さんが中学校時代に学んだ社会を思い出して、クイズの出し合いっこをしてみてください。

お子さんは大人と真剣勝負をすることに無上の喜びを見出すものです。
お子さんが作った問題を親御さんが解いてあげてみてください。
社会が好きなるのは間違いありません。
好きになれば、成績も上がってきます。
こうなれば、偏差値60は時間の問題です。

ひらめき

3.新しく覚えたことを忘れる前に

年号、固有名詞などは考えて思い出せるものではありません。常に覚えることが必要であり、そして受験の日に覚えていることが重要です。
しかし人間の記憶はそのままにしておくと20分後に約40%、翌日には約70%、3日後には80%以上忘れてしまうと言われています。そこで、時間をかけて復習し、記憶を定着させるしかありません。方法としては以下の4点があります。

家庭でできる社会

1~3についてはそのまま実行して下さい。
4については、たったこれだけのことで記憶の定着が大きく変わってきます。
例えば、今日鎌倉時代の内容を覚えたとします。
寝る前にもう一度テキストで鎌倉時代のページをみてみましょう。覚えようとしなくてかまいません。眺めるだけで十分です。
その日最後に入れた情報が鎌倉時代という状態をつくります。脳は自然と鎌倉時代の情報から先に整理し始めます。次の日に復習してみると記憶が普段よりも残っているはずです。脳が大事な情報として認識してくれた証拠です。この方法をとるときのコツは苦手意識を持っているものを優先することです。なぜなら、得意科目は勝手に脳が必要な情報と認識してくれますが、苦手科目の情報は脳が要らない情報として処理してしまうのです。だから記憶として定着しないのです。しかし寝る前に1度眺めるだけで脳が勝手に必要な情報だと認識して記憶を整理してくれるようになります。

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