【中学受験対策】ＳＡＰＩＸ生徒向け　～その8～

授業の進度についていけない

SAPIXの御三家に対する強さは群を抜いています。

しかし、中堅校を志望する生徒にはカリキュラムが厳しすぎるようです。

良い・悪いではなく、とにかく「上位校向けの塾」というわけなのです。

当然、他塾よりも進度が速いから下位クラスの子はついていくので精一杯です。

その分、６年には総復習に充てられる時間がより多く取ることができますが、

その時期には基礎はみてもらえません。

そう考えると、SAPIXは最も基礎が抜けやすい塾かもしれません。

小３くらいまでに徹底して基礎力や思考力を身につけた生徒には最適のカリキュラムです。

しかし、ついていけない生徒が目立ちます。

SAPIXは小６からの逆転が難しい塾なので、小５のカリキュラムに何としてもついていってもらいたいと思います。

コツは算数の「基礎トレ」を常に満点にし、国語は記述ができなくても（もちろんできた方が良いのですが）まずは読解を訓練することです。

応用問題は小６からでも取り戻せますし、文章を正確に読めるなら記述は短期間で書けるようになるからです。