中学受験
成績の差は何の差?
成績の差は、どこから生まれるのでしょうか?
・能力の差?
・やる気の差?
・勉強時間の差?
最も差を生むのは・・・・・・
「やり方の差」です!
例えば算数の計算、
(10×10×3.14-5×5×3.14)×12÷3
普通に計算しては時間がかかりますね。
コツを知っている子は、こう解くでしょう。
=(100-25)×3.14×4
=75×4×3.14
=300×3.14
=3×314
=942
普通に計算すると3分、コツを知っていれば1分ですね。
この時点で2分の差が出てきます。
こういった差が積もり積もって、偏差値の10や20の差となるのです。
では、文章題や図形においては、どんなやり方を知っていればいいのでしょう?
一言で言えば、
です。
算数の成績の伸び悩む子は、これができていないのです。
「根本原理を理解するやり方」を、仕事算を例に見てみましょう。
「仕事算は、道のりを1とした旅人算と同じこと」に気づけるかどうかです。
式にしてみましょう。
食塩水と立体図形では、
算数の問題の6割は、この原理なのです!
これを知っていれば、個別に〇〇算を1つずつ学ぶ必要はないのです。
実は、国語においても同じことなのです。
中学受験の国語の半分は説明文・随筆文です。
説明文と随筆文とは、ほとんどすべて、2つの物事について比較するものです。
日本人と欧米人、今の人と昔の人、工業と農業、家族愛と友情、などなど。
そして、著者がその2つについて真偽や価値を論じているのです。
問題は、「著者の思考のプロセスを整理できるかどうか」なのです。
物語文であれば、それは登場人物の心理の変化になります。
それだけの違いであって、国語はその変化(説明文なら真偽や価値の決定、物語文では心情の変化)を整理するのです。
小学生では、その整理が困難なのです。
そこの訓練をするか・しないか、で差がつきます。
やみくもに読ませても意外と伸びません。
実は、理科と社会もコツをつかめば短期間でかなり伸びます。
算数と理科は「根本原理を理解するやり方」、国語と社会は「プロセスを整理するやり方」ができるかどうかで、成績に差が生まれるのです。
能力、やる気、勉強時間。
それらと同じくらい、いや、それ以上に「やり方」が重要なのです。
このような「やり方」を知れば、成績は短期間で上がります。