ご家庭でできる工夫

毎日、漢字・語句の勉強や授業の復習を計画的にやるのは当然として、他に何かできないものでしょうか?
以下の習慣をつけると、お子さんの国語力は高まります。

1.知らない言葉を教える

テレビを見ていて、お子さんにとって「意味がわからない」言葉があったとします。
そんなときは、親御さんが丁寧に説明する習慣をつけましょう。
たとえば、「業務上過失致死」などの難しい言葉がニュースで述べられることがあります。
「業務=仕事」、「過失=失敗」、「致死=死んでしまう」、など説明してあげましょう。

お子さんが自分で、正しい文章で説明できればしめたものです。
記述問題は「口で言えることを論理的な文にすれば良い」のですから。
この訓練・習慣は記述対策になります。

日常生活のあちこちに国語の訓練の題材が転がっているのです。
電車に張られてある広告などを利用してもいいと思います。
頭の中で要旨を素早くまとめる力がつくはずです。
慣れたら、作文させてみましょう。

ご家庭でできる工夫

2.親子の会話を論理的にする

国語のできない生徒は、話す内容が論理的ではないことが多いようです。
聞いていると途中からつじつまのあわない話になったり、とりとめのない話に変化したりします。
また、聞く力もないことが多いようです。
聞かれたことと違うことを答えてしまいます。
逆に国語のできる生徒とは「大人の会話」に近いやりとりができます。

子供のうちはまだしも、大人になってからの「話し下手」は致命的です。
早いうちに矯正したいものです。
中学受験の記述問題に決定的な差が出ます。
まず大切なことは、思いつきで話すのではなく、頭の中で「論理的なつながり」を意識してから話すことです。
それから、話すと同時にその声を自分自身で聞くという習慣をつけること。
そうすることで自分の話の中身を客観的(相手の立場で)に知ることができます。

また、これは親御さんに協力してもらいたいことがあります。
それは、子供の言葉・気持ちを先取りしないということです。
たとえば、お子さんが「ごはん」と言ったとします。
そのとき、「ごはんが食べたいのね」と言ってしまうのではなく、「ごはんが何なの?」と最後まで言わせてみることです。
この習慣によって知らず知らずのうちに文を構成する力がつくはずです。

3.お子さんに問題をつくってもらう

自分で問題をつくることで問題作成者の気持ちが分かってきます。
同時に、作り手が文章のどこに着目して、何を意図して問題を作成するのか見えてきます。

指示語が何を指しているのか。
接続詞はどのように働くのか。
文章の流れはどうなっているのか。
そういったことが見えてきます。

出題者の立場で考え、それに沿って答えを導くことができれば、国語が得意になることは間違いありません。
お子さんが作った問題を親御さんが解いてあげてみてください。
国語が好きなるのは間違いありません。
好きになれば、成績も上がってきます。

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