文章の正しい読み方

テストでは問題を解くことばかりに気が向いてしまいがちです。
しかし、文章をどう読むかが極めて重要です。
問題を解くために、正確な読み方ができているかどうか。
その違いで国語の成績は雲泥の差になってしまいます。

●物語文

読みながら頭の中で、場面と登場人物の心理を想像すること。
誰が、何をして、そのような気持ちなのか。
時間の変化にも注意を払うこと。
初めは怒っていて、次に悲しんで、最後に笑顔になった、など。
勝手な感情移入はせず、淡々と事実関係を明らかにする。
出来事の理由、感情の変化が重要です。

●説明文

要点をおさえることに重きを置いた読み方をする。
具体例の前後は、特に注目したい。
何と何を対比しているのか、著者の最も言いたいことは何か。
最初は何が書かれてあるか大まかに分かる程度で構いません。
もちろん初めから要点に線がつけられるに越したことはないですが。
問題を解く段階で、要点をはっきりとさせたい。

●随筆

読み方と要点のつけ方は説明文と基本的に同じです。
ただし、一文一文のつながり方に細心の注意を払いたい。
特に結論を述べた箇所には線をつけるようにしてください。
随筆は、論理構成が分かりづらいことがあります。
キーワードを幾つか見つけ、それに注目したい。
不要な文章が説明文より多いので、そこを読み飛ばせるようにしたい。

○全文共通事項

一文一文、心の中で音読しながら読み、そのつながりを確認しながら心をこめて読むこと。
また、一部を読み飛ばしたりはしないこと。
文章を最後まで目を通してから解くようにする。
ただし、素早く!
国語は、速読がまず必要です。
時間内に2度読めるかで勝負が決まります。
問題文を読みつつ本文を読み、その場で問題を解くのは危険な方法です。
前半部の問題の答えが後半部にあることが(その逆も)あるからです。

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家庭教師の早稲田アシスト/0120-77-8607