よくあるご質問

Q1、理科の知識が覚えられないのですが?
A1:覚える能力は誰にもあります。
理科の知識が特に覚えられないのであれば、原理をあやふやなまま理解していることが考えられます。
原理をしっかりと理解することによって、理科に対する興味もわき、覚えることが楽しくなります。

単元ごとの原理をきちんと理解しているかどうか、お子さん自身の言葉で説明させてみてください。きちっと、原理を説明できない単元は、覚えなければならないことをしっかり覚えられていないはずです。

Q2、理科の計算問題ができないのですが?
A2:理科の計算問題は、原理をしっかり理解した上で、その原理に基づいて式を立てて解くものです。
理科の計算問題が苦手な子は、原理の理解があいまいになっている可能性が高いと思います。
もちろん式があっていて、計算で間違える子の場合は、理科以前に単純な計算ができないということになります。

計算ではなく、立てる式で間違えるのは、原理の理解に問題があるわけですから、そこの強化が必要です。
原理を理解しているかどうかは、お子さんがその原理を自分で説明できるかどうかで判断できます。お子さんが自分で原理を説明できないのなら、それは理解していないということです。

理科の計算問題は算数の応用問題に比べれば、それほど複雑ではありません。
算数に比べて、理科の学習時間が少ないのではないでしょうか?
理科の計算問題は、理科の入試問題の2割か3割ですが、そこで合否が分かれることが多いです。
算数の特殊算に比べれば、克服するのにそれほど時間もかからないのですから、集中的に訓練して克服しましょう。

Q3、理科の勉強に特別なテクニックは必要ですか?
A3:理科は、算数ほどにテクニックは重要ではありません。
あまり実力がないのに小手先のテクニックだけを求めていれば、いつまでも真の実力をつけられずに終わってしまいます。
理科で重要なのは、

・最低限の知識を完璧に覚えること。
・根本原理をしっかり理解すること。

この二つです。
その二つがそろえば、最上位校を除けば、テクニックにはこだわらなくていいでしょう。

ただ、テクニックを知ると理科に対する興味がわくと思います。
「好きこそ物の上手なれ」といいます。
お子さんが理科に興味を持つように、理科のテクニックを伝えるのもいいと思います。
興味さえもてれば、受験は勝ったも同然です。

Q4、志望校の過去問対策はどれくらい必要ですか?
A4:一部の学校では、説明会などで出題する単元を教えてくれることがあります。
その分野は、入試に出るわけですから、対策しない手はありません。
しかし、受験する学校は一校ではありませんし、苦手分野を残しておくことはお子さんの不安感にもつながります。
それに、問題の内容が具体的にわかるわけではありません。
大雑把に単元がわかるだけです。

重要なのは、どんな問題でも大丈夫だと、お子さんが思えるほどに事前にさまざまな問題演習をしておくことです。
そうすれば、予想外の問題が出ても、それに対応できます。

志望校対策は必要ですが、どこの入試にも共通する実力を養うことを忘れて、安易な志望校対策に走るのはきわめて危険であるといえます。

やはり「不動の実力」を目指すべきです。
ただし、受験直前になったときは、家庭教師にピンポイントで指導してもらうことは有効だと、付け加えておきます。

Q5、理科の成績は才能で決まりますか?
A5:理科で重要なのは、「最低限の知識」と「根本原理を理解すること」です。
もちろん、記憶力や理解力に差がないわけではありません。
個人差がやはりあるでしょう。
肝心なのは、記憶力や理解力をつける努力をするかどうかの問題です。

理科が伸び悩む理由は大まかに三つあります。

(1)原理を理解せずに問題を解いている。
(2)反復練習をしていない。
(3)興味を持って問題を解かない。(いやいや勉強している)

この三つを克服すれば、理科の成績は必ず伸びます。
理科の得意な子は、この三つが自力でできているのです。
つまり、

(1)問題を解く前に、原理を理解する。
(2)反復練習をする。
(3)理科を好きになる。(1と2を実行していれば好きになるものです)

この三つです。
この勉強法で伸びない子はまずいません。
この勉強法を、愚直に反復してみてください。
結果は、必ずついてきます。

Q6、家庭教師で理科の力がつきますか?
A6:理科の学習の場合、家庭教師の指導は集団指導よりも有効です。
お子さん一人一人の理解の状態に大きな差があるからです。
実力が違うお子さんが、塾で同じテキストを使って同じ問題を解くのは、合理的ではありません。お子さんのレベルの合った内容を、会話をしながら理解させることが重要です。

小学生のお子さんは、一人では自分が原理を理解できているかどうか判断できません。
したがって、大人が、お子さんの理解をチェックしてあげることが重要なのです。
お子さんが理解できない原理を、「ひとりで考えなさい」と言ってつきはなすのは酷なことです。天体の動きや、てこや滑車などは、どうしても一人では分からないことがあるのです。

塾の先生は、生徒の半数くらいが理解すれば次に進んでしまいます。
集団塾では、お子さんがすべてを理解するところまでは先生は教えてくれません。
理科が苦手な子は、大人と二人で、理解力に合った勉強をすべきなのです。

Q7、長期の休み(夏休み、冬休み、春休み)に集中的に理科を勉強して成績をのばすことができますか?
A7:長期の休みだけで「理科のおさらい」はできます。
しかし、「理科をのばす」ことまではできません。

塾の講習は、それ以前に習った範囲をおさらいするだけのものです。
しかし、理解不足の箇所は、それぞれの生徒で違うはずです。
理科を本当に伸ばしたいなら、もっと合理的な勉強をすべきです。
具体的には、これまでの試験の間違えた箇所の総復習をすべきです。
自分だけの弱点を集中して克服すればいいのです。

そして、間違えた原因を明確にしてください。
「知識不足」が原因の場合は、反復して知識を定着させましょう。
ただし、正答率の低いものは無視してください。
必要なものを確実に覚えるようにしなければ知識は定着しません。
そしてそれを次の長期の休みに覚えなおしてください。
短期間で身につけたものは、短期間で忘れ去られてしまうものです。
また、「理解不足」が原因の場合は、お子さんに手取り足取り教えてください。
塾の講義で理解できなかったわけなので、念入りに解説することが重要です。

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