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算数の正しい解き方
テストでは問題を解くことばかりに気が向いてしまいがちです。
しかし、問題をどう解くかが極めて重要です。
問題を解くために、正しい解き方ができているかどうか。
その違いで算数の成績は雲泥の差になってしまいます。
<算数の正しい解き方>
●文章題
文章を常に整理してください。
それを、表か、線分図、面積図、ベン図、ダイヤグラムなどで書き表すこと。
それを展開することが次の作業です。
面倒くさがらず、2つ目の表、線分図などを、その下に書き、1つ目と比べてください。
丁寧に数字を書き込み、問題が何を求めているのかをチェック。
あとは式を立てて計算して答えを出します。
答えが出ても安心せず、答えを代入して合っているかチェックしてください。
●図形
図形で困るのはイメージができないときです。
立体図形は展開図を書くようにしてみましょう。
平面図形は相似形を探せるかどうかで勝負が決まります。
相似形は、リボン型と帽子型の2つしかありません。
とにかくその型を見つけることです。
問題を解く段階で、注目点をはっきりとさせたい。
●比
今の中学受験は比で決まります。
特に上位校は比の問題が苦手だと極端に不利です。
例えば、速さと比の場合、
距離が4:3、速さが1:3、時間は、(4÷1):(3÷3)
したがって、4:1 のようになります。
比は計算が楽なだけ、正しく整理することと、明確な着眼点が求められます。
過去問を分析し、徹底して訓練してください。
線分図や面積図、ダイヤグラムなども、比で解けるようにしてください。
<算数のコツ>
算数は論理的に筋道を立てて答えを導く教科です。
ただ公式に当てはめて解いていくものではありません。
算数の問題を作成する側は、受験生がただ公式に当てはめて問題を解く傾向にあることを知っており、うまい具合にひっかけてきます。
以下の方法を実践してみてください。
1.まずは与えられた条件を確認する。何が分かっていて何が分かっていないのか。
2.答えを導くはずの解法を決める。
3.分かっている条件を公式に当てはめてみる。
4.それが答えなのかチェックする。答えでない場合は、1に戻って作業を進める。
1→4を実行してみてください。
そのとき、何を問われているのか常に意識してみてください。
どこまで分かっていて、どこが分からないのか常に明確にしてください。
失敗する生徒はそれがあいまいで、「勘頼り」の子が多いのです。