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国語は伸びる
中学受験では国語の配点は算数とほとんど同じですが、国語の学習に時間をさかない生徒が多いです。
なぜでしょうか?
「国語はセンスで決まる。」
「しょせんは日本語だし・・・。」
「国語より算数をやった方がいい。」
これは正論に聞こえます。
他教科には手をつけても国語だけは自宅学習を十分にしない。
「そのうちできるようになる」と信じる人が多いです。
しかし、結局「そのうち」はこない、という場合がほとんどです。
国語が苦手な生徒は、学力そのものが伸び悩む傾向が強いのです。
誰でも使えるはずの日本語、つまり国語をどうして中学入試で扱う必要があるのか?
学校説明会では、
「大人が使うような難しい表現を使う必要はありません。」
「きかれたことに対していかに正確に答えられるかをみます。」
「わかりやすく表現できるかが重要です。」
ということが話されます。
これは、学校側が特殊な能力を求めているのではなく、論理的思考、つまり言葉に支えられた基礎学力を求めていることの証拠です。
昨今のように国語力の低下により学力の低下が助長される現状では、国語力に優れた生徒を学校側が求めるのは当然です。
その例として「御三家」を含め、多くの学校では自分の理解したことを正確に述べる「記述問題」を出題しています。この傾向はこれからも続くでしょう。
国語は決してあいまいではなく、算数のように一つの答えしか存在しないのです。
また、時間はかかりますが、取り組み次第では他教科よりも安定して成績を伸ばせる教科なのです。
実際に以下で話す方法で、半年間で偏差値20アップを実現させた生徒もいます。
これから述べることが国語の苦手なお子さんの成績アップのきっかけになることを念じてやみません。
年間で国語の偏差値を20上げることは、決して不可能ではありません。
しかし、塾に行って、ほかの子と同じ勉強をしているだけでは成績は変わらないでしょう。
成績を伸ばしたければ、以下のことを必ず守ってほしいと思います。
この五つが成績向上のための必須条件なのですから。
- 1.自分勝手なやり方で問題を解かない
- 国語は論理的に文章を読み、筋道を立てて考えて、解答するものです。
自分の感覚や意見は不要です。
「問題文のここに**と書いてあるので、答えは**しかありえない」
という論理的な考え方が必要なのです。 - 2.自分のレベルに合っていない問題はやらない
- 受験では満点をとる必要はありません。
できる問題を確実に得点すればいいのです。
日頃の学習では、自分のレベルに合った問題をやるように心がけましょう。
成績が伸び悩んだら、基礎に戻ってみてください。 - 3.とにかく復習を徹底する
- 勉強で何より大切なのは、復習です。
特に国語の場合、復習しないなら塾に通う意味はありません。
理解できなかった文章は、何度も反復して読み直しましょう。
1つの文章題を、間をおいて、4回反復してみてください。 - 4.同じミスをくり返さない
- 誰でも、1度は必ず失敗をします。
なぜ間違えたのかを、自分の言葉にしてみてください。
それと同じ間違いをしないように心がけてください。
間違える可能性はゼロにはなりませんが、限りなくゼロに近づけることはできます。 - 5.国語を好きになること
- 「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
子供の頃、私は国語が苦手で大嫌いでした。
しかし、成績が上がり始めてから、国語が好きになりました。
ぜひ、成績が上がると信じて、「国語は楽しい」と念じてみてください。
そのうち、国語が好きになり、得意科目になっているはずです。